暑いと勝手に身体から出る汗。化粧くずれを起こしたり、汗臭くなったり、あまり歓迎されませんが、体温を調整するというとても重要な役割をもっています。運動や外気などの影響で体温が上昇すると、発汗によって水分蒸発を促進し体温を下げます。100gの汗で約1℃体温を低下させるといわれています。人の発汗作用は非常に優れていて、人が砂漠などの暑い地域でも生活できるのはそのおかげだと考えられます。
分泌された汗は気化して熱放散するので、水滴のままだと体温調節に有効ではありません。熱放散に有効に働く汗を「有効発汗」といい、それ以外は「無効発汗」と呼びます。湿度が高いと気化しにくいため、有効発汗は減少し体温が上昇しやすくなります。蒸し暑い場所での熱中症が多いのはそのためです。汗が失われるだけで、体温は下がらないので、水分・塩分補給は必須事項となります。
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